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市民の大切な憩いの場「等々力緑地の「等々力緑地再編整備・運営等事業に係る条例環境影響評価方法書」(環境アセスメントの一歩)に意見を出しましょう。

市民の大切な憩いの場「等々力緑地の「等々力緑地再編整備・運営等事業に係る条例環境影響評価方法書」(環境アセスメントの一歩)に意見を出しましょう。

等々力再編整備については、すでに昨年11月に民間事業者の選定が決まり、今年1月に東急株式会社を筆頭とする特別目的会社を設立しています。
東急、富士通、丸紅、オリックス、フロンターレ(株)、大成建設、フジタ、東急建設など、大企業が共同出資する「川崎とどろきパーク株式会社」を4月に発足させます。
等々力緑地の再開発が市民意見よりも大企業の利益優先で進んでいくことが案じられます。

等々力緑地再編整備に関する環境アセスメント方法書への意見募集をしています。

縦覧期間:令和5年10月16日(月)正午から令和5年11月29日(水)まで
こちらから、この案件に係るアセス手続きの状況を御覧いただけます。

https://www.city.kawasaki.jp/300/page/0000155114.html

意見書式は、こちらから
https://logoform.jp/form/FUQz/394281

<近隣の住民の2通の意見書を送ってもらいました。参考にして、意見書の提出をお願いします。>
(1)環境配慮計画への市民意見で、陸上競技場でのイベント開催時には会場周辺の生活道路が人人人で埋め尽くされ住民が家に帰ることもできない状況を訴えましたが、これがさらに球戯場専用会場に改築されれば観客が1万人も上回りさらに道路混雑はひどくなることは必至です。
市の回答では「現地調査により現況の歩行者の状況を把握するとともに‥実施可能な対策を事業者と共に検討します。」と述べています。しかし事業者の方法書には、周辺住宅地への歩行者混雑の対策には一切触れていません。
離れた中原街道や府中街道の自動車交通などは事細かく取り上げているのに、数万人の等々力施設利用者の歩行者交通についてなぜアセスメントしないのですか?
市の環境配慮計画の項目選定は「環境影響評価技術指針を参考にした。」と書いていますが、市の技術指針には歩行者交通にも配慮する項目は明記されています。歩行者交通をアセスメント項目から除外することは行政の怠慢ではないでしょうか?

(2)環境配慮計画への市民意見で、球技専用の競技場が現陸上競技場での観客を1万人も上回る施設に政変せれることに、今でもイベント開催時は周辺住宅地に耐え難い騒音を与えていることを指摘し、改善を求めたが、回答では「現状を鑑み環境配慮が必要と考えられることから‥発生音響影響の低減のための方策を事業者と共に検討します。」と述べている。しかし事業者の方法書には、周辺住宅地への騒音対策には一切触れていません。騒音で取り上げているのは、自動車交通や建物の空調設備に関することだけなのはなぜですか?
「発生音響影響の低減のための方策を事業者と共に検討します。」と書いても、肝心な環境影響評価方法の項目にすら載せないでは空約束にしかなりません。周辺住民が日々イベント時の騒音に悩まされている現状を改善する対策を真剣に検討してください。

<近隣住民視点での意見(参考)>

① 市の環境配慮計画には近隣住民が受けている騒音や道路混雑が全く欠落している。サッカー開催時は場内アナウンスが最大のボリュームでその騒音に悩まされている。(競技場の2階部に壁がなく住宅地にもろにその音がぶつかって来る)
② サッカー終了時は周辺道路が人人人で溢れ、住民は1時間ほど家に帰れない状態だが、これも環境配慮項目に書いていません。それなのに、さらに観客が1万人増える計画に。
③ 現在の子どもの遊び場である3か所のアスレチックは全て駐車場と陸上競技場の建設でなくなってしまう。緑地の中央にまとまった遊具をつくると言うが、親子で気軽に遊べるアスレッチックなどを、周辺3か所は作って欲しい。
④ 大企業9社が特別目的会社(とどろきパーク株式会社)を発足させ600億円余の投資を行うが、利益を上げるため施設の利用料が高くなり市民が気軽に利用できないようになることを危惧している。
(市は料金は条例で決めると言っていたが市長が大企業の言うままになればどんどん料金が上がっていくのではないか?)
⑤ 事業者は大きな施設で利益を上げようと力を入れるが、利益を生まない緑の植栽などの手入れにお金を掛けなくなるのではないか?
(今でも草ぼうぼうで手入れが行き届いていない。)これは市が監督・指導できるのか。
⑥ 環境配慮計画の住民説明会が1回40分を2日間で10回開催あれるが、こんな細切れ説明会では、参加者はろくな質問も意見も言う時間がない。
市はもっと丁寧に市民意見を聞く時間と場を保障すべきだ。

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