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「父の背中」推し 川崎市会議員 市古次郎

川崎市会議員 市古次郎

 先日、平間駅前踏切を通りかかると、小学生ぐらいの子どもとお母さんの親子が踏切の遮断時間をストップウォッチで測定していました。「開かずの踏切」をテーマに夏休みの自由研究に取組んでいたのでしょうか。「賢い踏切」が導入により大幅に遮断時間が改善され、マスコミの報道は減りましたが、未だに国の基準である「ピーク時の1時間あたりの遮断時間40分」はクリアしていませんので、研究対象としては良い題材だと思います。大人たちでは思いもよらない子どもならではの解決策が提案されるかもしれません。お目にかかれるか分かりませんが、研究結果が楽しみです。
親子で研究といえば、賢い踏切の導入が実現するまでのこの3年間、父と私の親子二人で幾度となく踏切の遮断時間を測定、研究をしました。1度や2度ではなく、JRと交渉を行なう度に最新の遮断時間を測定しJRに提供。具体的な課題、改善点を提案、要望してきました。私もまさか40歳を過ぎて、父と自由研究ならぬ「開かずの踏切研究を行なうなんて思ってもいませんでしたが、住民の方から寄せられた声をもとに測定を重ねるほどに深刻な遮断時間の改善の実態がわかり、さらに真剣に取り組みました。私が議会等で測定に参加できない日も父は一人で測定を行ない、綿密なデータを作成、議会で取り上げる際にも活用させてもらいました。
ダメと批判するだけではなく、綿密な調査、データに基づいて改善を提案していく。それが父の姿勢です。そしてその原動力は、届けられた住民の要求実現の声です。40歳を過ぎてもその背中から私は多くのことを学んでいます。そんな父が2度目の市長選へ挑戦する決意を固めました。その背中、全力で応援する決意です。

 

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