誰ひとり取り残さない社会を築く、社会保障の確立を!
川崎市社保協は11月29日、かわさきゆめホール で、第31回定期総会を開催しました。総会には ZOOM 視聴も含め11団体45名の参加がありまし た。
代表委員・川連の青木博章さんによる開会のあいさつに続いて、記念講演として「総選挙の結果と社会保障 運動」と題して、日本医療総合研究所の寺尾正之先生に お話ししていただきました。
先生の話は「与党の過半数割れ」の中で、今後「新しい政治をつくりたい」という 民意を進めるかどうかが問われる中、人権としての社 会保障の確立を、次世代に安心な社会を受け渡そう、一人ひとりが個人として尊重される「多様で公正な社会」をつく る社会保障運動をすすめる私たちに示唆を与えるものとなりました。
川崎市社保協の活動方針と体制 光野事務局長が活動報告と今後の活動方針の提起を行い、医療生協、神奈川土建、民商、新婦人、年金者組合、生活 と健康を守る会、福祉保育労、川崎労連など8団体から、自らの活動報告を含め、社保協が進める「マイナ保険証」を めぐる宣伝行動や倉敷弾圧事件、学校給食無償化の取り組み、年金裁判、生存権裁判などについての発言がありまし た。
今後の活動は、川崎市社保協の重点6項目が提案され、可決されました。6項目は以下です。
①国保料金引き上げ反対、
②介護保険を「誰もが払える保険料」「使いやすい介護保険」を目指すこと、
③子育て支援として子ども医療費の一部負担金撤廃、学校給食無料化、教職員の抜 本的増員を求める、
④高齢者の外出支援、補聴器助成制度の創設、⑤特定検診に聴覚検査を求める、
⑥最低賃金を中小企業への賃上げ支援とあわせて、全国どこでも1500円にすること、
続いて、川崎市社保協の役員、幹事の選出を行い、閉会となりました。