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JFEスチール(旧日本鋼管)は京浜の高炉を止めるな!
雇用と地域経済を守ろう!

1 JFEスチールが高炉休止を発表。4000人の職場が奪われます。

新型コロナ感染の不安が広がる2020年3月27日、JFEスチールは突然「京浜高炉休止(事実上の廃止)」を発表しました。
JFEスチール従業員1200人(全従業員2200人)、グループ・関連労働者、その他下請労働者を合わせると4000人以上の職場が奪われます。家族を含めると1万人に及ぶ人たちが犠牲になります。
JFEスチールは、従業員は倉敷(岡山県)、福山(広島県)への遠隔地転勤で雇用を守ると言いますが、転勤に応じられない労働者にとっては、首切りと同じです。
グループ、関連・下請けで働く人たちは、職場を奪われ、雇用の保障はまったくありません。
高炉は製鉄所の中核設備です。1基しかない京浜の高炉が休止されれば、京浜地区の将来は極めて不安定となり、閉鎖につながりかねません。

2 京浜の高炉休止は川崎の地域経済に大打撃

川崎にはJFE従業員や関連労働者が数多く住んでいます。取引先企業もたくさんあります。商店街もさびれるばかりで、川崎区の地域経済に大打撃を及ぼします。地域経済への大打撃が心配されるのに、川崎市は高炉休止を容認し、縮小・撤退するJFEに市民の税金で最大27億円の奨励金を出す制度をつくろうとしています。

3 こうすれば高炉は守れます。

JFEは発足以来初めての赤字を理由に、目先の利益だけを追求し、多くの労働者と家族を犠牲にする高炉休止を安易に考えるのではなく、2兆円近い内部留保を活用し、経営努力をするべきです。
こうすれば京浜の高炉を守れます。

1)1基しかない京浜の高炉を止めるのではなく、高炉が3基ある倉敷か福山でそのうち1基を止める。
2)または、全社8基の高炉で減産を分担(1400トン/日)する。

 

4 京浜の高炉と地域経済を守るために力をお貸しください。

JFEの労働者有志や市内・県内の労働組合などで作った「JFEスチール京浜の高炉休止に反対し職場を守る会」は、JFE本社や神奈川労働局、神奈川県知事、横浜・川崎市長にも京浜の高炉を守り雇用と地域経済を守るよう要請してきました。

みなさん、京浜の高炉と地域経済を守るために、力を貸してください。JFEや川崎市にみなさんの声を届けましょう。

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