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西加瀬三菱ふそう跡地に、市民ミュージアムと緑豊かな憩いの場を求める署名を開始

3月16日(土)6時半から、「三菱ふそう跡地(中原区西加瀬)に、市民ミュージアムと緑豊かな憩いの場を求める」署名スタート集会が行われました。主催は、川崎民主市政をつくる中原区の会です。
 川崎市の中央に位置する中原区は、以前は工場が多かったのですが、工場の撤退が続き住宅地が増え、区内でも人口増加率が最も高く、住宅密集地が広がりました。ここに、24時間フル稼働、1300台のトラックなどが出入りする巨大物流倉庫を建設するなどは言語道断です。
 建設予定地近隣の住民は、この計画に驚き、建設されれば、将来にわたって安全・安心な日常生活が壊されることを危惧し、「巨大物流倉庫を考える住民の会」をつくり、粘り強く、建設反対運動を続けてきました。市議会への建設反対請願、環境アセスや都市計画変更への意見書提出、毎週日曜4時からの元住吉の駅前宣伝にも取り組んできました。節目節目に開いてきた住民集会には、50名、100名もの参加があります。昨年から解体工事と汚染物質対策工事が始まっても、住民はあきらめることなく、今年になって、新たに「市民ミュージアムと緑豊かな憩いの場を求める陳情署名」を開始しました。
※ この運動については、メルマガ新しい川崎に継続して報告があります。(アーカイブ検索)

3月16日の集会は、この新たな運動に賛同した川崎民主市政をつくる中原区の会が、中原区全体に広げようとよびかけたのです。主催者は、40名の会議室を準備しましたが、開始時間にすでに満員となり、急遽、隣の会議室も借りて対応し、参加者は60名にもなりました。

報告は、スライドを工夫し視覚に訴えた内容でわかりやすいと好評でした。「1万筆以上を5月中に集めて6月市議会に提出しよう!」との力強いよびかけに応えて、会場からも、次々と発言が続きました。
◇ 川崎市が、生田緑地近接地を候補地とすることに、パブコメでは、「駅から遠く丘の上であり、立地条件が悪い」「緑地への影響が心配」と多くの反対意見があった、多摩区の方とのつながりをつくろう。
◇ 地元に署名を訴えているが、あきらめムードの方も多い。この空気を払しょくする方法をどうする?
◇ 先日、地域に署名にまわったが、「市民ミュージアムや緑地ができればいいね、」とほとんどの家で賛同してもらえた。
◇ 交通渋滞がいっそうひどくなると、ダイワハウス側が指定した主要道路以外の抜け道を通る車が増えるだろうと、小学校の登校見守りボランティアの方も心配している。
◇ 住宅地のど真ん中に24時間フル稼働の巨大物流倉庫を造るという住民無視の無茶苦茶な計画への反対世論をSNSも駆使して広げ、ダイワハウスの企業としての社会的責任を追及し、やめさせたい。

新署名運動が求めているのは、次の2項目です。多くのみなさんのご協力をお願いします。
1. 川崎市は、中原区西加瀬の三菱ふそう跡地を買い上げること、あるいは借り上げること
2. 川崎市は、市民ミュージアムの移転先を生田緑地ではなく、中原区西加瀬・三菱ふそう跡地にすること

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